音楽/動画プレイヤー「mplayer」のGUIフロントエンド。
SL-C760でこれを使うには、ユーザーがzaurus、ホームディレクトリが/home/zaurus、JavaがPersonalJavaじゃなくてJ2MEといった、海外版Linuxザウルスとの違いが全部引っかかってきますので、そのあたりの導入手順を解説します。 本来このネタをやろうと思ったら、ある程度mplayerとJavaの知識が必要だと思うのですが、どちらもないので簡単にまとめます。 なぜこれで動くのかは私に聞かないで下さい。
...で、阿川さんとかmabさんとかcatsinさんとか、このあたりを知ってそうな方が教えてくれないかなぁ、とか言ってみる。 たかがこれだけのことに、私のレベルだと数時間かけてるんです。
mplayerのGUIフロントエンドであるopie-MPlayerShell?と、Linuxザウルス用にビルド、パッケージングされたmplayer 0.90rc4bが以下のサイトで配布されています。
ここから以下の2ファイルを取得します。
まず、mplayerのインストール。 ダウンロードしたファイルは「mplayer-0.90rc4b-arm.ipk」ですが、このファイル名ではインストールできないので、「mplayer_0.90rc4b_arm.ipk」にリネーム(ハイフンをアンダーバーに変える)。 その上で、ソフトウェアの追加と削除でmplayerをインストールします。
その後で、rootユーザーのホームディレクトリにmplayer関連の設定ファイルがあります。 これらのファイルはmplayerでマルチメディアファイルを再生するのに必要らしく、zaurusユーザーでmplayerを実行しようとしてもconfigファイルがないとのエラーが出ます。 これを避けるため、zaurusユーザーのホームディレクトリからリンクを張ります。 ターミナル上でrootユーザーで、以下を実行してください。
ln -s /home/root/.mplayer /home/zaurus
これで、zaurusユーザーでもmplayerでマルチメディアファイルを再生できるようになりました。 ターミナルから、以下を実行してみてください。 ユーザーはzaurusで構いません。
mplayer MP3ファイル名
次に、GUIフロントエンドのインストール。 ソフトウェアの追加と削除でopie-MPlayerShell?をインストールします。
その後で、まずopie-MPlayerShell?を起動するためのファイル、runmplayerを修正します。 このファイルは/home/QtPalmtop/bin/runmplayerにインストールされています。 rootユーザーでこのファイルを開いてください。 以下のような内容になっていると思います。
#!/bin/sh $QPEDIR/bin/evm -Xnoprogress -XappName=$0 -cp $QPEDIR/java/MPlayerShell.jar MPlayerShell
以下の内容に変更して、保存します。
. /home/QtPalmtop/bin/installdir.sh $QPEDIR/j2me/bin/cvm -XappName=runmplayer -cp $QPEDIR/java/MPlayerShell.jar MPlayerShell
runmplayerのパーミッションを確認します。 以下を実行します。
ll /home/QtPalmtop/bin/runmplayer
先頭部に「-rwxr-xr-x」のように表示されれば問題ありません。 これ以外であれば、以下を実行してパーミッションを整えます。
chmod 755 /home/QtPalmtop/bin/runmplayer
それから、画面サイズ関連の修正。 /home/QtPalmtop/apps/Jeode/mplayer.desktopを開き、以下の1行を追加します。
Display=640x480/144dpi,480x640/144dpi
これで完了。
opie-MPlayerShell?をインストールした際に、無名のタブが作られ、MPlayerShell?という青地に三角のアイコンが登録されているはずです。 これを起動します。 SL-C760では5秒ほどでGUIが起動し、openでファイルを開いた後、Playで無事にMP3ファイルが演奏されました。
mplayerの設定ファイルへのリンク作成、opie-MPlayerShell?の起動スクリプト修正、画面サイズ関連の修正、登録先をJeodeタブではなくJavaタブに変更、などを済ませた、SL-C760用のopie-MPlayerShell?パッケージを作成しました。
以下の手順で導入してください。
いろいろと。
上のクイックスタート版ですが、SL-C750/SL-C760でしか動かないんじゃないかと思います。 あてずっぽうですけど。 そう思う理由は以下の通り。
| SL-C700 | JavaはPersonal JavaでOKな気がします。/home/QtPalmtop?/binにインストールされるrunmplayer.orgでrunmplayerを上書きしちゃえば動くかも。 |
| SL-A300 | Javaについては同上。また、mplayer.desktopに「Display=640x480/144dpi,480x640/144dpi」の一文は不要じゃないかと。 |
| SL-B500 | 同上 |
実際のところ、evmではなくcvmでの起動は宝箱Pro.のドキュメントや各所Webサイトを見ながら試行錯誤しながらやったらできてしまった、というレベルです。 また、Display〜については、起動時に画面サイズの切り替えが走ってしまうので、TicTacTooなどのdesktopファイルを真似しただけ。 このあたりの確認情報や、ちゃんと理解されている方の説明などいただければ非常に助かります。
Linuxザウルス用のエミュレータの多くが利用しているlibSDLなどで知られる阿川さんが、8月16日の日記で最新の0.91版を元に動画処理などを改善したmplayer-w100 0.91.1を公開されています。
しかし残念ですがopie-MPlayerShell?とmplayer-w100 0.91.1の組み合わせでは、音楽再生もできませんでした。 mplayerのインストールディレクトリの差かな、と思ったのですが、そうでもない様子。 これで動画や、ネットラジオの再生までできて初めて面白いネタなんですけどね。