w3mのインストールとLinuxザウルス/iLaunchとの連携方法。
w3mは端末ウィンドウ上で使用する、画像表示等の機能を持たないテキストブラウザです。 各種のビジュアルな処理がない代わりに、その分だけ軽快なのと、もさんのリナザウチップス〜w3mで吊革ネットサーフィン編にあるように、片手操作できるように設定できるので、ニュースブラウジングなどでは非常に軽快に使えます。 LinuxザウルスのNetFrontはなかなかよいブラウザですが、それこそ吊革サーフィン用のサブブラウザとして導入しても損はないでしょう。
Linuxザウルスでw3mを使うのに必要なものは、以下の3つです。
いずれもipkファイルになっているので、ダウンロードして「ソフトウェアの追加と削除」でインストールするだけです。 まず、以下をダウンロードしてください。
libgc6とw3m本体はehe Wikiのw3mから取得できます。 2004年6月6日現在、配布ファイル名は libgc_6.3alpha4-1_arm.ipk と w3m_0.5.1+async-1_arm.ipk です。
libssl と libcrypto はいずれもOpenSSLに含まれているライブラリで、OpenSSLの最新版のipkファイルがKenjiさんのAWayOutの 4月23日で配布されています。 配布ファイル名は openssl_0.9.7g-1_arm.ipk です。
ダウンロードが済んだら、「ソフトウェアの追加と削除」を開き、次の順番でインストールします。
これで終わりです。 端末ウィンドウを起動して、例えば以下のコマンドを実行してこのサイトを開いてみてください。
w3m http://digit.que.ne.jp/visit/
Walrus,Visit.が(コーヒーの画像抜きで)表示されれば問題ありません。 インストールが済んだipkファイルは削除しても構いません。
OpenSSLは比較的更新が多く、セキュリティ関連なのでつど入れ替えが推奨されるソフトウェアです。
ありがたいことに、AWayOutではこれまでのところ2日とおかずにLinuxザウルス用にビルドしipk化したものが配布されていますので、チェックをお勧めします。 このサイトでもLinuxザウルスのコメント欄か、最新の日記でできるだけ間をおかずに更新情報はお伝えしたいと思います。
更新があった際は、一度OpenSSLまたはlibcryptoとlibsslを削除し、新しいものをインストールするだけでOKです。 特にその際にw3mをインストールしなおす、設定しなおすということは必要ありません。
以下では私家版携帯端末考の「w3mで吊革ネットサーフィン編」などを参考に設定をしていますが、同ページに書かれている通り、バージョンによって設定ファイルを保存するディレクトリが異なります。次のようになっています。
| バージョン | 設定ファイルのディレクトリ |
| w3m_0.5.1+async-1_arm.ipk | /home/zaurus/.w3m/ |
| w3m_0.4-m17n-20030224-k4 | /home/zaurus/.w3m-m17n/ |
| w3m_0.3.2.2-m17n-20030129 | /home/zaurus/.w3m/ |
現在、このページで紹介しているw3mは0.5.1+async-1ですので、保存先は/home/zaurus/.w3m/になります。なお、w3m_0.4-m17n-20030224-k4を使っていた人は、/home/zaurus/.w3m-m17n/内の全ファイル/ディレクトリを/home/zaurus/.w3m/にコピーすれば、これまでの設定を引き続き使えます。
w3mの活用では、何よりもまず「リナザウチップス〜w3mで吊革ネットサーフィン編」を読んで、片手操作できるようにキー設定することをお勧めします。 これがw3mを導入するメリットとして最もお勧めできるものです。
私もこのページを見て片手操作ができるようにkeymapの設定を行ったのですが、w3mの機能やkeymapで割り当てられているキーと機能の対応を良く知らなかったので、次のような方針にしました。
デフォルトのキーマップでは、上のキーのうち"b"と上下左右(UP、DOWN、LEFT、RIGHT)がすでに割り当てられているので、これらの行頭に"# "を書き込んで無効にし、ファイルの末尾に以下を追加しました。
keymap b BACK keymap r REDRAW keymap M-c EXTERN keymap M-u EXTERN_LINK keymap M-h HISTORY keymap UP PREV_PAGE keymap LEFT PREV_LINK keymap RIGHT NEXT_LINK keymap DOWN NEXT_PAGE
私が使っているkeymapは下にあります。
私の設定では、例えば"o"キーで呼び出せる設定画面などが有効で、各所Webページでの操作説明をそのまま適用できるのがよい点ですが、もさんの「リナザウチップス〜w3mで吊革ネットサーフィン編」で紹介されている設定の方が片手操作性は良いでしょう。 どちらかを使ってみるのも、自分でkeymapを書いてみるのも良いと思います。 自分にあった設定を考えてみてください。
w3mの快適さはあっという間に手放せないものになるのですが、いくつか不得意なこともあり、そんな時に他のアプリケーションを呼び出せるように「外部ブラウザ」というのがあります。 しかし、ダウンロードに失敗する時(私の場合、ZEditorのダウンロードは毎回失敗します)にwgetを呼び出したい、画像を表示できないのでNetFrontを呼び出したい、などいくつかの弱みとそこで補助的に使いたいソフトウェアの組み合わせがあって、外部ブラウザの選択と設定も悩みどころです。
私は欲張って、Linuxザウルス/iLaunchを使って以下のどれも外部ブラウザでできるようにしています。
欲張るための設定方法をご紹介します。
extbrowser
↓
extbrowser /home/QtPalmtop/bin/ilaunch
外部ブラウザの呼び出しは、keymapで指定したEXTERNとEXTERN_LINKに対応するキーです。 私のkeymapでは、"CANCEL"押下げ後に"c"で現在のページのurl、"CANCEL"押下げ後に"u"でリンク先のurlに対して、下のスクリーンショットのようなメニューが表示されます。
configを見ると、extbrowser2、extbrowser3、〜viewerなどの設定も見つかるのですが、iLaunchにしてしまうと /home/zaurus/Setting/ilaunch.confに追記していけばいくつでも設定を増やせること、どんなに増やしても覚えるキーは一種類(現在のURLとリンク先のURLで二種類)だけで良いことなどは手軽な点です。